2018/05/29掲載
2018/05/27実施
つばたYou遊チーム対抗戦
いよいよテニスシーズンも佳境に入ってきました。
津幡町テニス協会が主催するビッグイベントは,5月の連休のToiya Tennis Festa,このチーム対抗戦,盆明けのつばたYou遊オープン,そして今年は秋に行うつばたYou遊ミックスダブルスである。その中でもこのチーム対抗戦はダントツの人気を誇っている。
津幡の豊かな自然の中,ここに集う人たちはみんな,申込み開始の日に出場申込みをしたテニス大好きさんばかり。申込み開始の24時間後にはもう締め切りとなってしまっていたからである。
さあ,快晴の空の下,お楽しみの始まりだ!
最初は,つばたYou遊ならでは,じゃんけんプレゼント。今年は吉本会長の手作りの賞品を獲得したのが全員女性だったのは,嬉しい偶然でした。
それぞれ個性的なチームが集まってくれました
今年は出場した全チームとお話しさせていただきました,それぞれのチームが個性的。それで,今回の報告は(少し長くなってしまうのですが)すべてのチームをご紹介します。チーム名は【 】で表記しました。
志賀町からは3つのチームがエントリーしてくれた。「5月になったらチーム対抗戦だね」という声が聞こえてきそうな感じがして嬉しい。
【なんでもOK】というユニークな名前のチームもその一つ。「コートサイドの要項になんでもOKと書いてあったから,これでいこうかと」。そういう方法もあったんですね。「この大会は好きです。メンバーを集めるところから,年齢や性別を考慮してオーダーを組むのも面白いし」。そう話していただけるだけで感謝です。
次は【ジョイフルSIKA】。志賀町テニス協会の中でも午前中に練習する人たちだそうです。「昔はそれこそ5時から8時とか早朝練習でしたけど,いまは午前中ですかね。この大会はレベルが高いので,また練習してきます」。朝早くからご苦労様です。
3チームめは【V6テニスクラブ】。もう5回くらい参加してくれているそうです。「コートサイドをもらったらすぐに日程を調べて,申込み開始の日に申し込みます。4試合できるというのが嬉しいです」
【なんでもOK】
【ジョイフルSIKA】
【V6テニスクラブ】
テニスコート入り口の芝生にテントを張って,落ち着いた雰囲気。最年長チームの【ウエストゴールド】チーム。西金沢がホームコートだからだそうである(なんか安易なような…)。「高校の仲間,その友達とかね。とにかく健康でテニスができるのが一番!これまでも最年長で表彰されてるけど,このまま毎年平均年齢が上がるしさ。これからも最年長じゃないの」だそうである。賞品の黒豆せんべいで歯が折れたりしないように,とは大会関係者のささやかな心配でした。
【ウエストゴールド】
【チームタモア】のタモアとは,韓国語。仲間で楽しくという意味だそうである。その名の通り韓国の方もおられました。「みんな優しくしてくれて」と嬉しそうである。V10の関係の集まりだそうで,あちこちのチームとメンバーの取り合いになることもあるという。「今年は絶対に出場しようと思って,申込み日の午前零時にメールを出しました」。主催者としては冥利に尽きるのだけれど,何か申し訳ないような気もします。
【チームタモア】
わかりにくい名前が多い。【JTC選抜】ってJAとかJRみたいな企業ですか?「じじいの集いクラブだよ」。あらまあ!いえいえ本当はリーダーの山本ジュンイチさんの名前をとって「ジュンイチテニスクラブ」だそうである。聞いている方がなぜかホッとしたりして。今回が初めての出場とのこと。いまや,そっちの方が珍しくなったかなあ。写真はかわいらしい女性を前に出した方がよかったかね(余計なお世話でした)。
【JTC選抜】
私,始めて聞きました。ステーキのミディアムとレアの間にブルーレアという焼き方があるのだそうですね。このチーム名【BLUE RARE】も焼き肉屋さんで命名さられたそうであります。2位準優勝のときの写真をよく見てください。チーム特製のスポーツタオルにはBLUE RAREとTENNIS&TEPPANの文字,中央にはテニスラケットとステーキを焼くヘラがあしらってあるじゃありませんか。準優勝のお祝いもきっと焼肉だったことでしょうね。宴会だけ混ぜてくれないかなあ。
【BLUE RARE】
写真をご覧になればわかるとおり,礼儀正しい感じですね。本当はどうか知りませんけど。優勝!のつもりで参加したつもりだけど,ちょっと誤算があったでしょうか。この大会は出場メンバーの組み合わせが難しいなあ,という声も聞こえました。【西部サンライズ】というのは,西部緑地公園テニスコートで朝練習しているから。なるほどね。よくわかりました。次回に期待しましょう。
【西部サンライズ】
ブルーのチームカラーが印象的だったのが【たけし軍団】。みなさん,こういうのはわかりますよね。チームリーダーがたけしさんだから。ご覧の通り女性が多いのは珍しいですね。「たけし,幸せ!」っていう雰囲気が伝わってきそうな気がします。
【たけし軍団】
【FFC】というのはメンバー構成が福野,福光,福岡あたりだからとのこと。ということは富山からお越しになったわけですね。いやあ,富山の人はコートサイドを持っていないので,この大会に参加しようという気持ちが強いのかな,と勝手に解釈させていただきました。こういうの,主催者にとっては何とも有り難いのです。「3位リーグになってしまいました。いまはどんな実力でも,やっぱり一所懸命やろうという向上心がないと面白くないですね」。ですよね〜。個人的なことで恐縮ですが,取材した私が教員になって初めて教えた学生がメンバーにいました。若き日かあ,懐かしいなあ。
【FFC】
やっぱり,やや古い世代には,可愛らしくてちょっと色っぽい女の子といえばベティーちゃんですかね。ピンポン!【ウエストベティーズ】は,まさにそこから命名されたのだそうです。「2回目の出場です。あとひとつ勝てばビールですね」という言葉通り,見事3位準優勝でビールに滑り込みセーフでした。
【ウエストベティーズ】
津幡にはToiya Tennis Festa という大会がありますが,【Zoiya】と聞いてToiyaを連想した方は,かなりの津幡通ですよ,絶対。リーダーがテニスに夢中だった頃,あちこちの仲間とテニスをしたけどそれじゃ物足りなくて「自分でサークルを作ろう」と思ったのが誕生のきっかけ。金沢らしく「テニスやぞいや」。6名で始めたメンバー数がいまではその10倍に。練習も誰が参加するかが問題になりませんか。「いまはネットを通じて,伝言板にそれぞれが出欠をかいて連絡するシステムにしましたから負担はありません」。これは我が津幡町テニス協会も参考にする価値ありですね。
【Zoiya】
開口一番「誰だってコンプレックスを抱えていますよね」とおっしゃる【COMPLEX】チーム。いろいろあるけど楽しくやりましょうよ,というところですか。こちらは某会社のテニス仲間で,テニスの練習はそれぞれで,ということだそうです。「この大会はいつも天候に恵まれてますよね。男女の出場も工夫が凝らされています。これからも続けてくださいね」はい。担当のものに伝えておきましょう。
【COMPLEX】
私が送りたい3つの賞
こういうのは予定になかったんだけど,今回は特別に,私の方が勝手に贈呈したい3つの賞とそのチームを選びました。まず結果は発表です。
もっとも楽しいチームで賞:エイムTC
僕もお友だちになりたいで賞:チームおともだち
感動したで賞:team doteko
正直,なんちゅうチームやねんと思いましよ,この【エイムTC】。まあ,男性陣のよく話すこと。取材者としては「もっとも楽しいチームで賞」を差し上げたい。実は津幡にもまあうるさいT氏という方がおられますが,その2倍くらいは迫力のある男性が3人。「うちの女性たちはおとなしいと思っていたけど,俺たちがうるさすぎて話すときがないんやな」。そこで女性たちの話を聞くと「もう慣れました。セクハラ?もう完全にアウトです」。それでも楽しそう。何よりですよ。
【エイムTC】
「僕もお友だちになりたいで賞」を贈りたいのは,その名も「チームおともだち」。お子様がみなさんジュニアテニスをされていたご縁。子どもたちが小さいときには,親子が集まって練習したとか。いまでは新潟大学,早稲田大学,オーストラリア語学研修などに旅立ち,いよいよ私たちの番でしょ,と,このチームを結成。これだけ仲良ければアフターテニスも充実していることでしょうね。宴会は女性たちが段取りを決めたあと「あなたも来る?」「行く行く」となるからとてもスムーズ。ね,みなさんもお友だちになりたいでしょう?「やがてチーム還暦よね」なんておっしゃるけど,なんのなんの,「いついつまでもおともだち」ってアグネスチャンも歌ってますよ。こりゃ古いか。
【チームおともだち】
「感動したで賞」はBLUE,GREEN,ORANGE ,LIMEの4チームが参加した【team doteko】。doteko とはおかしな名前だが,人気麻雀マンガのキャラクター名前からとったものだそうである。チーム名の4色のテントを張り並べたさまが壮観である。doteko をまとめているのは,爽やかな笑顔が素敵な山本さんである。
【team dotekoの山本さん】
メンバー集めはしないが,どこからか話が伝わって,メンバーは自然に増えてくるそうである。誰でも入会できるのだが,「上手な人は下手な人とプレイするのを嫌がらないこと,下手な人は上手な人に教えてもらう絶好の機会なので決して遠慮はしないこと」が条件。
驚いたことに,山本さんご自身はテニスをしないのだそうである。企画をし,準備をし,チームのみんなが仲良くなっていくのが楽しいのだという。同じdotekoでありながら,「メンバーと顔を合わすのは今日が始めて」という人もたくさんいた。しかし,昼に山本さんのオーダーしたオードブルを囲む頃にはすっかり打ち解けて仲間になっている。「知り合いと一緒にテニスをするのもいいけれど,テニスをすることで知り合いとなっていくというのも,いいんじゃないですか」。その姿勢に私はいたく感動したのでありますね。
【team doteko BLUE】
【team doteko GREEN】
【team doteko ORANGE】
【team doteko LIME】
さて,津幡のみなさんは
津幡からは主催者枠として5チームをエントリーさせていただきました。でもみなさん役割があってチームの集合写真がなかなか撮れない,ということでスナップにしました。
まず大会役員から。受付,チームの振り分け,時間配分,そして一番大事な賞品の買い出しなど大忙し。当日は朝一のテント張り,いち早く結果を把握してのコート割りの作成などなど。最後の後片付けまで,同じ仲間として頭が下がります。「最初は男女の数に制限がなかったけど,そうするとどうしても男性を揃えたチームが勝ちやすい。そこで女性2名という枠を作った。そうすると女子ダブルスをいわゆる捨てポンにして男子ダブルスで勝とうとするチームが出てくる。これじゃ面白くないということで,今回は2ペアに女性が出場するということにしました」。そういうわけだったのですか。長く続く大会ならではの工夫ですね。
【大会運営の主力のみなさん】
津幡に石川高専があるので,今年は校長先生もご参加願いました。こういうことは石川高専創立50年の歴史の中でも初めてのことです。もちろん,いい意味です。前列左から2人目が須田校長先生,左端が校長先生を誘って連れてきてしまった河合先生。ありがとうさん!
【津幡町のメンバーたち】
ベンチ中央に陣取って,さながら全チームを指揮を執っているような女性陣。津幡って男性がよく働くのですが,うまく働かせているのは実は女性の方じゃないかって気もいたしますね。間違っていたらごめんなさい。でもたぶん間違ってないな。というわけで女性たちのスナップ。ついでに横にいた男性たちの写真も一枚。と思ったら,こちらも中心は女性でした!
【津幡町のメンバーたち】
この大会は各ペアに年齢制限があるのだけど,うまく組み合わせれば若い人だって出られます。【津幡ジュニアーズ+】は津幡ジュニア教室出身の若手とそのコーチたちが作るチーム。津幡ならでは,って思います。若手の二人が並んで何か話しています。今日の試合のことかな,将来の夢かな。
【津幡ジュニア出身の若きホープたち】
いつも,こういう大会に来てくれる倶利伽羅そばのお店も紹介しておきます。倶利伽羅そばって薄い緑色をしているのですね。あれは山ゴボウを煮て干して,粉にしてそばに混ぜ込んでいるのだそうです。乾麺は日持ちするように抹茶が入っています。これ,企業秘密かなあ。とにかく,これが大好きってファンも多いようです。それから,「長ーいかれいぱん」というユニークなメニューも人気です。昼には盛況で行列ができてました。お客さんがいないときの写真でごめんなさい。
【地元の風車というお店が倶利伽羅そばの店を出店】
さて,お待たせいたしました。優勝は【ラッキー津幡】でした。津幡の精鋭を集めたチームですが,よくそのプレッシャーに耐えて期待に応えてくれましたね。拍手!リーダーの荒木さんは「あ,ラッキー!」といったとかいわないとか。
確かに優勝したのはそのチームですが,それを支えたのは津幡町テニス協会の人たち全員だって気持ちがあります。それがみんなの気持ちを1つにして大会運営に頑張っているんだと思います。だから優勝写真は津幡からの参加者全員にしました。みなさんありがとうございました。最後は開会式での津幡町の面々です。何となく眠そうだけど,実は気合い十分?ということにしておきます。
写真に写らなかったみなさん,ごめんなさい。次のイベントでは僕の後を追いかけてきてくださいね。
【祝:優勝!津幡町チーム】
【開会式にて】
インタビューやアンケートにもいろいろなご意見,ご助言,励ましの言葉などいただき,ありがとうございました。テニス協会のみんなと相談して,よりよい大会になるよう今後とも努力していきます。これからもよろしくお願いいたします。