2018/05/29掲載
津幡町テニス協会会長
吉本 律子
津幡町テニス協会が発足してから40年です。
その40年を思い感慨にひたっております。現在ではこうして協会長として微力ながら携われたことに感謝いたしております。
私が中学3年のとき、私たちが使っている学校のコートに朝練にいったら、見知らぬ大人の人がテニスをしていらっしゃいました。 それが津幡町テニス協会発足時の練習だったということです。初代協会長の前田氏の強い情熱でコートが空いている朝の練習からのスタートだったそうです。
その情熱を肌で感じたのは高校を卒業して間もなくでした。高校の3年間、厳しい練習をしていたので、もうテニスは充分にやったと満足感でいっぱいだったのですが、前田さんより、県体(現在の石川県民体育大会)に 津幡町の代表選手として出てほしい。どうしても勝ちたいと目を輝かせて誘いに来ていただきました。最初は迷っておりましたが、1回だけならと 出場したのを覚えております。その時あった2部(町村の部)で優勝したのですが、タイムオーバーで町に点数が入らなかったと聞き、なにかやり残して しまったという気持ちになりました。それからどんどん協会の活動に参加するようになり、今に至っております。
プロの選手を出そうという高い志で始めたジュニア教室も、20年を超える 活動になっておりますが、プロテニスプレイヤーの斉藤貴史選手や小学生で 全国を制覇した玄田夏楠選手などの素晴らしい選手を生み出しました。 たくさんの人の情熱がこの快挙を成し遂げたと思っております。この後に 続く選手も出てきてくれたらと願っております。
たくさんの大会も開催しております。担当の理事のアイデアや機動力で 賑やかな大会がたくさんあります。県内で数々開催されている大会の中から、 津幡町テニス協会の大会を選んでいただけるよう、精一杯のおもてなしを いたしております。
親戚よりももしかしたら兄弟よりも一緒にいる時間が長い、そんな仲間と テニスができる幸せ。最初は自分たちの子どもとテニスが一緒に出来るように と思っていたら孫とテニスが出来るかもしれない幸せ。何年も前には想像も しなかった3世代での活動。これが今の津幡町テニス協会です。
これからどんな協会であろうかと模索する毎日ではありますが、いつ来ても 賑やかなコートで、安心してテニスを楽しめる、そんな協会であり続けたいと 思っております。
津幡町テニス協会 第3代会長 吉本律子